岩手県立病院が過去最高純利益、前年度2・1倍


Yomi Dr.

岩手県医療局は2日、2013年度の県立病院等事業会計決算で、純利益が前年度の約2・1倍にあたる27億7500万円と過去最高になったと明らかにした。
 高額ながん治療の増加で外来収益が前年度比8億3400万円増と伸びる一方、支出にあたる総費用は給料や退職手当の削減などで4億6900万円減らした。累積赤字は164億400万円(前年度191億7900万円)に圧縮された。
 総収益は1008億9800万円で、前年度比1%増。患者数は1・7%減の336万8760人にとどまったが、患者1人1日あたりの収益は入院で1・7%、外来で5・5%増加した。総費用は981億2300万円だった。
 病院別では、黒字が13病院、赤字が7病院。前年度に赤字だった大槌と山田は県一般会計からの繰り入れ金で、宮古は病床数の減少による経費削減で、それぞれ黒字に転じた。
 
 県企業局は2日、13年度の電気事業会計と工業用水道事業会計の決算を公表した。電気事業は水力・風力ともに発電が順調で、収益は前年度比4・8%増の43億3400万円だったが、開発中止施設の特別損失などで純利益は22・4%減の3億7200万円。工業用水道事業は、収益9億800万円、純利益1億2300万円だった。
(2014年6月3日 読売新聞)

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