がん緩和ケアの新病棟…群馬県立がんセンターで式典


Yomi Dr.

 がんによる痛みを和らげる緩和ケア病棟が6月1日、群馬県太田市高林西町の県立がんセンターに開棟する。
 太田・館林保健医療圏で初、県内では6か所目で、31日に同病棟で開かれた式典には大沢知事や医療関係者ら約70人が参加し、県産木材を使った病室などを見学した。
 木造一部鉄筋コンクリート造の2階建て、延べ床面積約2000平方メートルで、約5億7000万円をかけて建設された。病床25床は全て個室で1階にある。落ち着いた時間を過ごせるよう、木のぬくもりが感じられる内装に、簡単に庭に出られる造りが特徴だ。
 外来も受け付ける「いたみ緩和センター」を併設し、痛み治療の専門医が、医療用麻薬が効きにくい痛みにも、神経ブロック療法などの先進的な治療を行う。
 式典で猿木信裕院長は「緩和ケア病棟は地元の皆様から長年要望されており、当院としても30数年の悲願」と感謝の意を表し、大沢知事は「昨年9月に国から受けた群馬がん治療技術地域活性化総合特区の指定をばねに、医療先進県の実現に向けて積極的な取り組みを進めたい」とあいさつした。
(2014年6月2日 読売新聞)

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