性別適合手術の病院限定…「入院可能な施設で」


Yomi Dr.

日本精神神経学会は30日、性同一性障害の治療指針を一部改訂し、公表した。体を心の性に近づけるための性別適合手術を行う施設について、「麻酔科医が麻酔を担当し、入院可能な医療機関で行われるべきだ」と明記した。入院設備の整っていない施設でも手術が行われており、合併症の予防や対応が不十分と指摘されていることを受けた措置。
 性別適合手術は、戸籍の性別変更のために必要な条件の一つで、子宮や卵巣、精巣の摘出などを行う。術中の大量出血や、術後に筋肉が壊死えししたり神経がまひしたりするコンパートメント症候群などの合併症が起こりうる。
 性同一性障害の当事者団体「gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会」(東京)の山本蘭・代表は、「一歩前進だが、患者が安心して手術を受けられる体制の整備を急いでほしい」と話している。
(2014年5月31日 読売新聞)

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